岩のすきまからお湯がふきだしている、沢のろてんぶろ
沢の露天風呂 8-3. 菅野温泉から東雲湖へ



1992-8-26 (水) はれときどきくもり


メノコの湯。小さな木枠で囲まれた一人用露天風呂。

昨日は公園の少し先にある河原のお湯に一つだけ入りました。このお風呂は 3 つの沢が小滝になって 1 ヶ所に流れ込むところにあり、こもれびが緑色の光のシャワーとなってさしこむ美しいお風呂です。風呂につかりながら 3 つの小さな緑色の滝を眺めるというなんともぜいたくなロケーションです。

などと昨日のお湯を思い出しつつ、林道をつめて山田温泉に抜け、東雲湖に遊びにいきましょう。峠は標高差にして 400 m 前後、山田温泉まで距離にして 12 〜 13 Km でしょう。

昨日の風呂におりる小径を右に見送り、さらに 50 m ほど行くと、それらしい小径があります。おりてみると小さな露天風呂があります。そうして風呂を探しながら行くと砂防ダムがあるところまで露天風呂があり、入れるものが 4 つ、こわれた風呂が 1 つ (お湯はわいている) 、きたなくて入れない風呂が 1 つありました。

砂防ダムをさらにつめると、閉まったゲートがある分岐に出ます。ここで私は道を間違えてしまい、新設工事中の林道に迷い込み、とがった岩角にホイールをぶつけてパンクしてしまいます。ぶつぶついいながらパンク修理をして分岐に戻り、閉まったゲートの横を抜けて然別方面への林道を登ります。

然別のうつくしい森とそら
ダートのつづら折れが始まると傾斜がきつくなります。やや浮いた砂利にホイールが空回りしながらも急傾斜のヘアピンカーブの連続をこなします。このあたりからはトドマツ、エゾマツ、ダケカンバ、カエデなどの森が美しい。

上下に波うっていて最高地点があいまいな峠から、日高のようなピラミッド型をした山がどっしりとそびえているのが見えます (ウペペサンケ山か ?)。

山田温泉への下りは思いのほか落差がありました。300 m はおりるでしょうか。途中、探検隊に注意されたとおり、深さ 50 cm のわだちが道のどまんなかに掘れています。おっとっと。見通しはいいですが、よそみをしていて知らずにつっこんだらタダではすみません。ペダルがひんまがるか、ホイールがゆがみそうです。わだちの長さは 10 m ぐらいで、このわだちを過ぎてからは快調にダートを下ります。雑木林をぬける風がさわやかで気持ちいい。

おなかがすいてきたので山田温泉はパス。なつかしの然別湖畔をハイスピードでとばします。然別温泉の遊覧船乗り場でカレーをたべますが、一級品のまずさ。

船着き場の船のまわりにはウグイがたくさん寄り集まっています。観光客が投げるエサを奪いあってバシャバシャ暴れています。面白そうなので試しにチョコを投げてみました。水の中で何匹か口に入れては吐き出しますが、最後の一匹が飲み込み、そのウグイはエラからチョコをもやもや流しながらいってしまいました。ホントに食欲旺盛です。

東雲湖へは遊覧船に乗って然別湖の対岸に渡ってからさらに 20 分ほど歩きます。東雲湖近くにはナキウサギの営巣地があり、その周辺は保護のためロープで立ち入り禁止になっています。そのそばから東雲湖をながめます。


上からの東雲湖のながめ

東雲湖のながめはメルヘンそのものです。然別湖周辺はうっそうとしたトドマツの森に覆われているのですが、東雲湖の周辺だけはなぜか明るく開けたササの草原が広がっています。湖はうぶげのような黄緑の水草が生えていて、やさしく静かに水をたたえています。


湖畔からの東雲湖のながめ

もっとぼーっとしていたいのですが、船の時間 (*3) があるので帰ることにします。来たのと同じ道を帰る途中、然別湖キャンプ場に寄ってみました。こちらのキャンプ場にはライダーが 4,5 人いるだけです。ここのシマフクロウ (*4) は元気だろうか。



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