cource map 8-2. 然別峡・菅野温泉へ


1992-8-25 (火) はれ [最高 28 度]



日勝キャンプ場から眺める十勝の朝焼け

なぜか早起きしてしまう。空を見ると赤いので、どれどれと隣のスキー場の駐車場にいってみます。う〜む。十勝平野の上空に朝焼けが見えます。東の空一面に雲が柿色に染まっています。一人、地元の方が三脚持参で写真を撮りにきていました。いわく、「夕焼け、朝焼けは雲がないとね。」 ... なるほど。

今日はどうしようか悩みますがとりあえず清水に出ます。清水のコンビニで地図をひろげて考え込んでいると、もう高校生が登校しています。で、えりもの "はまちゃん" からいいと聞いていた菅野温泉に行くことにします。ちょうどコンビニ横の道 (D735) が近道です。


じつにあやしい看板

今日はまるで真夏のようないい天気で、気温も上がっています。鹿追町に抜ける美蔓峠の登りは汗だくです。この峠からながめる牧場の風景はマルです。富良野のようなかわいさ (!?) はありませんが、緑の牧場地帯がのどかさを感じさせます。美蔓のあたりの牧草地を行くアップダウンもいたってのどかです。

自然ランドのきれいな池にヒツジグサが咲いていた

鹿追でビールを補充し、西瓜幕で然別湖への道を分け、菅野温泉に向かいます。分岐から 2,3 Km いくと、鹿追自然ランドというのがあります。キャンプ場やバーベキューハウスがあり、給水のために中に入ると池がありました。池には紅白の水蓮が一面に咲いています。池の上では何種類かのトンボが飛びかって、草に卵を産みつけているところでした。どこかの国道の道端で車にあたって死にそうになっていた大きな水色のトンボも元気に緑色のメスを追いかけています。緑のメストンボは草をつたって首まで水に入り、背中を弓のように丸めて茎に卵を産んでいました。夏の総仕上げだなぁ。

それにしても暑い。いままで涼しすぎた。気温だけは夏のようです。

自然ランドの少し先からダートです。しかし、このダートが実にマッタイラです。えりもの "はまちゃん" が「路面はフラット」と言っていた意味がやっとわかりました。小さな砂利が少しありますが、簡易舗装ではないかと勘違いするぐらい平らです。あとで聞いたのですが、この道は毎週グレーダーで削っているので平らなのだそうです。(そうして道が広がったら舗装するのだとか)菅野温泉の手前で逆 V カーブを曲り、フルブレーキをかけているのにユルユルと下ってしまう急坂を鬼のように 30 m ほど下ると然別峡キャンプ場です。

然別キャンプ場は森の中
然別キャンプ場の利用料金はタダ。トドマツの森の中、昼間でも静かで暗い。富良野の鳥沼キャンプ場のようです。キャンプ場の奥に無料の露天風呂があり、いつでも入れます(混浴)。岩を並べてコンクリートで固めた湯船にはつめこめば 20 人は入れるでしょうか。湯船は川岸から川にやや張り出すように作られていますが、お湯の水位が川とほぼ同じなので川が増水すると冷たい水が流れ込んでしまいそうです。実際、増水でお湯がぬるくなって入れない日がありました。

このお風呂は「鹿の湯」と言いますが、ここまで来るにはダートの山道しかないのでわりとすいています。しかし、舗装が通れば十勝岳の吹上温泉のように、一日じゅうおじさん、おばさんで混雑するようになるのでしょう。

キャンプ場から山奥に続く林道を偵察してみます。林道の途中にポツンとある公園でバイクの人が 2 人、テントを張っているので林道がどうなっているのか、話を聞きにいきました。

この 2 人はキャンプ場の混雑を嫌い、キャンプ場から離れたこの公園にテントを張っているとかで、菅野温泉は何度も来ているので何でも聞いてほしいとのこと。実は「北海道おじさん湯煙り探検隊」の隊長と札幌支部長だそうで、(こんなところで) 名刺までいただいてしまいます。「まま、立ち話もなんだから」ということで休憩舎でビールをいただきながらゆっくりお話をうかがうことになりました。どうも、ごちそうさまです。

隊長によると、このあたりには川沿いに温泉がたくさんわいていて、菅野温泉のご主人である菅野さんがあちこちに小さな露天風呂をこしらえているそうです。笹ヤプをかきわけて細い道 (鹿が通ったけもの道なので鹿道という) を歩いて川におりると、小さな露天風呂に行けます。昔は全部で 7,8 個あったが、林道の新設や洪水によって 5 個になり、そのうち入れるお湯は 4 個です。ただし、これは比較的簡単に行けるお湯であって、さらに山に分けいれば秘湯があるかもしれません。キャンプ場の横にある鹿の湯も菅野さんが作った露天風呂の一つです。一方、菅野温泉旅館の建物の中には 5 つの泉質が異なる内風呂があり、400 円で好き放題入れます。

そのほか、隊長が札幌支部の秘書をつれてあちこちの混浴風呂でエッチを重ねている (?!) など、スケベな話が始まると札幌支部長が「そんなオイシイ話があったのか!」と、うちわもめが始まったりします。

などと盛り上がっているうちに、2 時間ぐらいすると天気予報どおりに大雨が降りだしてきてしまいました。私はこんなに長居するつもりはなかったので雨具を忘れていました。しばらく待ってもやみそうにないので、暗い中、2 台のバイクに送ってもらい、ビニールのゴミ袋をかぶってダッシュでキャンプ場に帰ります。しかし、こういうときにかぎってチェーンがはずれたりするもので、どしゃぶりの中でチェーンをかけなおしたり ... まいったまいった。

おじさん湯煙り探検隊の 2 人から、林道をつめて山田温泉、然別湖にぬけるコースを教えてもらったので明日、行ってみることにします。


然別峡のあたり


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