八幡平・キスゲ


キスゲ



shida の写真レポートはここまで。この先に続くのはヌルヌルの泥と大きな岩と 木の根、1m ちかくある深い溝の登山道の下りだった。下山に入るころから 私は「ビール、ビール」とぶつぶつ言いながら遭難者のようにふらふらと 転びながら下るのがやっとで、とても写真をとるような状態ではなかった。 行動時間は 8 時間程度だったが、これほど疲れたのはやはり担ぎが多かった ことと、無理に乗ろうとして疲労が増したためではないかと思う。

自転車にまたがることも拒否したくなるような悲惨な下山路を降りた先には、 登山者が多く宿泊する温泉宿がある。わりと大きな露天風呂つきの酸性湯で 食事も悪くない。

結局のところ、歩きで行けばこんなにウツクシイ所はないのだと思う。 ながめはよいし、お花畑もある。縦走路から降りれば、のんびりとした いかにも田舎な感じの温泉宿もある。

われわれ隊員は翌日も縦走路の続きを歩く計画だったが、誰一人として 参加するものはなく、翌日は夏の風が光る晴天の盛岡市内で「わんこそば」 を食べる者、「じゃーじゃーめん」を食べる者へと散っていった。

なにがこれほど我々隊員を苦しめたのか? 今回ばかりは「自転車」 と言わざるを得ない。かしこ。

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